dp2 quattroに鎌倉・由比ヶ浜の海を見せました
「われわれが海を愛し空想を愛するというなら一切はその水平線の彼方にある。
水平線を境としてそのあちら側へ滑り下りてゆく球面からほんとうに美しい海ははじまる」
梶井基次郎『海 断片』
カラーモード”Fovクラシックブルー”がいい感じ
以前より、いろいろなエントリや作例で「foveonの水面の描写がすごい」という話を聞き及んでいたため鎌倉の海を見に行きました。夏の終わり頃ですが湘南近辺はさすがの人だかり。
ホワイトバランス以外にもカラーモードを色々試して遊びました。なかでも"Fovクラシックブルー"が個人的に好み。この日は曇りでしたが、海と遠景の青が鮮やかに出るようです。
青い写真が大好きなので撮って出しの時点でニヤニヤしていましたが、すこしやりすぎかも?
RAWデータを拡大してみると、波打ち際の一粒まではっきり写っていて感動しました。
由比ヶ浜の海はエモーショナル
個人的によくピントが合わせられて嬉しい。波打ち際のような動体でもAFがそこそこスムーズに動いてくれました。
シャッタースピードを遅くして波の動きが表現したかった。
露出の難しさを見るとやっぱり撮りまくるのが一番なんだなと痛感します。
かなり満足な写りをしてくれたバナナケーキ。屋外だったのですがもう少し明るく撮っても良かったかな。由比ヶ浜の松原庵というところで食べました。ここのコーヒーが今までで一番美味しかった。
ところで写真サイズが16:9だったことに帰ってから気が付きました。海を撮るなら案外悪くない気がしてきます。
それほどがっしりしていない三脚を用いましたが、カメラの重量がそこまで重くないおかげで助かりました。
ところで砂浜などの少し混み合った部分をよく見ると、わずかに緑色が散見されるときがあります。これが俗に言う”緑被り”というものなのでしょうか。
たまたま撮れた夜の鶴岡八幡宮前。ピントも何もかも駄目ですが少しだけ好き。
それにしても海のようなそれ以外に何もない場所では、被写体や構図の選択が非常に難しく感じました。最近はいろいろなブログを見てたくさん勉強しております。
このカメラの長所を存分に活かせるように早くなりたい。